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第1回英霊に感謝し戦災死没者を追悼する会福山  声明文 令和4年8月15日

(さき)大東亜(だいとうあ)戦争(せんそう)から七十七年(ななじゅうななねん)歳月(さいげつ)過ぎ去りました(すぎさりました)苛烈(かれつ)(きわ)めた(たたか)いの(なか)全国(ぜんこく)軍人(ぐんじん)軍属(ぐんぞく)二百三十万(にひゃくさんじゅうまん)(はしら)もの(いのち)戦禍(せんか)犠牲(ぎせい)となり、無差別(むさべつ)爆撃(ばくげき)により、一般国民八十万柱もの(とうと)い命と財産(ざいさん)が失われました。

ここ備後(びんご)護国(ごこく)神社(じんじゃ)には、備後一円の三万一千五百余柱(よはしら)英霊(えいれい)(まつ)られており、福山市の空襲(くうしゅう)での戦災(せんさい)死没者(しぼつしゃ)は三百五十五柱に(のぼ)ります。(あわ)せてお亡くなりになられた方々に哀悼(あいとう)(まこと)をささげるものです。

戦後、廃墟(はいきょ)の中から苦難(くなん)克服(こくふく)して、見事(みごと)復興(ふっこう)()()げることができたのは、国や家族を守るために命を()けて働き、戦った方々の犠牲(ぎせい)があったからであります。このことに私たちは深い感謝(かんしゃ)を申し上げるとともに、(あらた)めて幾多(いくた)犠牲者(ぎせいしゃ)鎮魂(ちんこん)(まこと)をささげます。

米国(べいこく)は、日本の弱体化(じゃくたいか)(ねら)いGHQの()()けた平和(へいわ)憲法(けんぽう)(もと)、戦後教育は一貫(いっかん)して左翼(さよく)思想(しそう)植え付(うえつ)ける平和教育に(てっ)してきました。その結果、現在では、「世界の恒久(こうきゅう)平和(へいわ)を!」「平和こそが最も大事!」「いかなる戦争も否定(ひてい)!」「憲法(けんぽう)9条があるから()めてこない!」 等々(などなど)、 事実上(じじつじょう)降伏(こうふく)主義(しゅぎ)(とな)えられてきました。

我々も侵略(しんりゃく)を目的とした戦争は、絶対(ぜったい)にするべきではないと考えています。しかし、ウクライナは日本と同じく、専守(せんしゅ)防衛(ぼうえい)国是(こくぜ)とし、「非核(ひかく)三原則(さんげんそく)」を宣言(せんげん)した国です。いくら宣言をしていてもロシアはウクライナを侵略し核兵器(かくへいき)を使用するぞ、と威嚇(いかく)しています。ロシアは国連(こくれん)安全(あんぜん)保障(ぜんほ)理事会(りじかい)常任(じょうにん)理事(りじ)(こく)であるのにも関わらず、世界の平和を(おびや)かしているのが現実(げんじつ)です。

日本に隣接(りんせつ)する中国、ロシア、北朝鮮(きたちょうせん)は全て核兵器(かくへいき)を持って、日本の主要(しゅよう)都市(とし)照準(しょうじゅん)を合わせていることを一時(いっとき)も忘れてはなりません。

これまでも、毎年(まいとし)、中国やロシアの空軍(くうぐん)海軍(かいぐん)は日本の領空(りょうくう)領海(りょうかい)を何度も侵犯(しんぱん)しており、更に、今年の五月には核兵器を搭載(とうさい)できる中国とロシアの爆撃機(ばくげきき)編隊(へんたい)が、日本(にっぽん)周回(しゅうかい)北海道(ほっかいどう)周回(しゅうかい)()(かえ)し、日本へ威嚇(いかく)を行っています。

ミサイルが日本(にっぽん)領空(りょうくう)(はい)ってからしか動けない自衛隊(じえいたい)、いわゆる専守(せんしゅ)防衛(ぼうえい)では日本国民を守れないことは自明(じめい)()です。このような脅威(きょうい)(さら)される日本にとって、国連(こくれん)憲章(けんしょう)推奨(すいしょう)する「集団的(しゅうだんてき)自衛権(じえいけん)」の発展(はってん)強化(きょうか)しか、主権(しゅけん)国家(こっか)として繁栄(はんえい)する道はなく、今こそ、日本は憲法(けんぽう)を改正し他国(たこく)からの侵略に備えて、(しん)祖国(そこく)と、祖国と(こころざし)を同じくする同盟(どうめい)(こく)を守るための(そな)えをする必要があります。

終わりに、戦後、皆様の苦難(くなん)克服(こくふく)する心とその努力は、私たちが()()ぎ、日本の現実的な平和と安全を強化(きょうか)させることを(ちか)って、「第一回英霊(えいれい)に感謝し戦災(せんさい)死没者(しぼつしゃ)追悼(ついとう)する会・福山」の(せい)明文(めいぶん)といたします。

                                       令和四年八月十五日

    日本会議広島 福山支部 ・備後護国神社・福山市遺族会

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